こんにちは!にむです。
みなさん、AmazonPrimeで配信が始まったドラマ『龍が如く』見ましたか?
主人公・桐生一馬役に竹内涼真さん、錦山彰役に賀来賢人さんなど、売れ筋俳優さんを集めて令和の世に再実写化された今作。かなり楽しみにしていました!
- 1話目を見て不安になった方
- 1~3話目を見て不安になった方
- 6話まで見て複雑な感情を抱えている方
- 見ようか迷っている方
各自、さまざまな気持ちでここにたどり着かれたことと思います。(笑)
先に私の感想を簡潔に。
…なんだこれは…!!!
こんなことがあっていいのか(´;ω;`)
もともとアニメや漫画の実写化には懐疑的な私。
中には原作ファンにも受け入れられ、なおかつ、新規ファンの獲得にも効果のある実写化もあるでしょう。
ただ、いわゆる“爆死”に終わってしまう作品の方が多い気がして、自分の好きな作品はなるべく実写化などされませんように…と願っているところがあります。
実写化に対するスタンスはそんな感じなので、今回『龍が如く』がドラマ化されると知ったときも不安だらけ。誰が演じるかうんぬんよりも、そもそも『龍が如く』って原作(ゲーム)が“ほぼ実写”レベルでリアルな作品なので、改めて実写化するまでもないのでは…?と思ったんですよね。
それに、シリーズももう何作も続いている作品なので、各登場人物の容姿や声、行動理念というか信条のようなものがある程度記憶に刷り込まれています。いまさらそこを別のだれかが演じるのもどうなんだろう、と。
ただ、食わず嫌いはしたくない&ファンとしては新しい解釈の『龍が如く』に興味はあったので、不安はありつつもかなり楽しみにしていました!横山代表のお墨付きもあったし…。
公開と同時に前編後編一気見しまして、何とも言えない感じになったので、気持ちの整理も兼ねて感想を残します。
本来であれば、1度見て、2度目以降メモを取ったり原作との違いや自分なりの考察などをした上で書き上げたかったのですが、2週目を見ることができないでいるのでありのまま、素直に。(笑)
- ネタバレが嫌な人
- 今作が好きだった人
はご注意ください。SNS等で散見されるように、暴力的に作品をこき下ろすようなことはしませんが、やや厳しい表現も出てくると思われます。
はじめに
SNSにはたくさんの感想があふれています。
『原作好きほど~』という言い回しもよく見受けられますが、その表現はあえて使いません。
強いて言うならば『原作を知っているほど』という表現になりそうです。
『好きの度合い』も『詳しさ』も人それぞれなので、不用意に壁や溝を生むような表現にならないようにがんばります!
あとは、いわゆる『原作厨』にならないようになるべく純粋にドラマの内容に注目します👍
ドラマ『龍が如く』感想
ハッキリ言ってしまうと、期待していたほどではありませんでした。うん…微妙。ストーリー展開などに驚きもなければ、感情移入もできないまま見終わりました…。
世間には、俳優さんと配役のミスマッチや、原作からの大幅なキャラ変(改悪)への不満も多いようですが、それ以前の問題。
とにかくストーリーにおもしろみ(≒盛り上がり)を感じませんでした。おそらく、キャスティングうんぬんのレベルではないです💦
ワールドプレミア始まりました!
そして10月26日(土)、一緒に1話目観ませんか?
よろしくお願いします!! pic.twitter.com/TkF1rihoKH— 横山昌義 (@yokoyama_masa) October 21, 2024
竹内涼真さんはじめ演者さんたちのプロモーションや横山代表のコメントもあって、きっと大丈夫だ…!と信じていました…。
新しい『龍が如く』にこだわった結果
新たな解釈による“完全新作としての龍が如く”を目指して作られた今作。
「原作と別物として完全に切り離せばまぁ見られる」という意見もありましたが、だとしたらわざわざ龍が如くの看板はつけなくても(というかつけない方が)よかったんじゃないかなと感じます。
「制作陣は原作設定の裏の裏の部分まで知っていて、原作をなぞるだけのフツーの脚本ではおもしろくないので、この解釈・出来栄えに満足です!」みたいな感じでしたが、ひとりのファンとしてはなんだか置いてけぼりをくったようなそんな気持ち…。
完全新作にするなら、中途半端に原作の登場人物の名前を出したり、ストーリーをかいつまんで取り入れたりしないで“本当のベツモノ”を作った方が納得できたんじゃなかろうか。もしくは、ジャッジアイズみたいに世界観を共有した別人の物語とか。
原作の『龍が如く』に慣れ親しんできた人ほど、なんだか引っかかる部分が多いのかもしれません。
名前だけ同じで、容姿も立ち居振る舞いもまったく違う登場人物しかいないのでなかなか話に入り込めないまま終わってしまいました…。
やや矛盾する話かもしれませんが、「キャラ付けや作品の背景などを原作通り忠実に再現して!」と言いたいわけではなく、「『完全別物として楽しんでね!』と免罪符にするのであれば、嫌でも情景を重ねてしまうような中途半端な設定にしないで別ベクトルに振り切ってもよかったんじゃない?」ってこと。
とはいっても、見る以上は割り切らないといけないのは原作ファンも同じですね(笑)💦
登場人物への愛着はどこへ(※ネタバレ含む)
見ていて気になったのは登場人物の扱いの雑さ。
特に感じたのは冴島さん。
冴島さん、何のために出したんだろう。
特に見せ場もなく、ぽっと出の人に撃たれてそのまま退場。
幹部級のキャラクターをあんなにあっけなく、サラッと退場させた意味とは…。
ドラマオリジナルの登場人物として由美の姉・アイコも登場。
ぶっちゃけ、彼女の存在意義とはなんだったんだろう。
原作に登場しないキャラだからとかは抜きにして、(※役者さんが悪いとかではなく)人物像に魅力を感じませんでした。
つねにガムをクチャクチャ言わせるのが見ていてしんどかった…。
さらには、動機もハッキリ明かされないまま軽率にヤ〇ザの金に手を付け、近江と東城会の抗争の火種を作ってしまった張本人。その自己中心的で場当たり的な行動・言動で由美たちを振り回し、ひたすら迷惑をかけ続けるアイコ姉。
そこに遥の母親という設定まで盛ってありましたが、そんなに重要人物だったかなぁと最後まで見終わった今でもかなり疑問です。
あんなダメダメな姉でも追い求めてしまうし、自分に会いに来てくれたと思えば嬉しくなってしまう由美が不憫というか、ちょっと自分と重ねてしまう部分なんかもあったりして余計に嫌だなぁと感じたのかも。あの一連のシーンは良くも悪くも印象的。ザワザワしました!
風間の親父さんと桐生たちの関係性など、他にもつっこみたいところがたくさんありますが愚痴っぽくなってしまうのでこのくらいにしておきます!(;^ω^)
ここがよかった!
神室町のリアルさ
イマイチな点にばかりフォーカスしてしまいましたが、「あ、いいな!」と思ったポイントももちろんありました。
神室町の再現度はすごかった!何度も歩いたあの街並みがそこにあって、ゲームの世界から飛び出してきたような神室町にワクワクしました✨✨
正直ほとんどCGだろうなと思っていたので、こんなに大掛かりなセットが組まれていたことに驚き。いつかあの看板の下に立ってみたいなぁなんて思ったり。
背中の応龍
桐生と言えば背中の“応龍”
竹内涼真さんの綺麗な背中に映えましたね。
眼がない状態でしたが、どうしてなんだろう。
今作では、地下闘技場で1勝するごとに歌彫さんに彫ってもらう段取りでしたが、一応最終戦・皇帝にも勝ったので眼が入ってもよさそうなものでしたが…。話をつける前に堂島組長がやられてしまったからなのか、それともなにか別の事情があるのか。解明は続編待ちかな。
だいぶ怖い堂島組長
ひまわり組のゲーセン襲撃事件後、屋敷に呼んで4人に食事を勧めるシーン。
貧しく苦しい生活を抜け出すために事件を起こした彼らに自身の生い立ちを重ねたのか、「腹いっぱい食えよ、食え食え!」と優しくしたかと思えば、見ている側まで思わず真顔になるようなことをサラッと言ってしまう御仁でした(笑)
ある意味、今作で一番存在感があった人物かもしれない。
みんな大好き真島の兄さん
個人的には、劇場版『龍が如く』の岸谷五朗さん演じる真島吾朗がかなりハマり役だったと思っているので、今作の真島の兄さんが誰になるのかドキドキしていました。
結論:青木崇高さん演じる今作の兄さん、よかった!!!
欲を言えば、出番が少なかったのでもっともっと大暴れしているところが見たい!
兄さんと言えばドスorバットなので、拳銃抜いてたのはちょっとおもしろかったw
(劇場版・OTEではショットガン持ってたしなんでもアリか!)
原作と劇場版の雰囲気に青木さんの演技もハマっていてクレイジーな感じが好みでした。
「兄さん誰になるんじゃ…」とかなり不安で、実際見るまでは「大丈夫か…?」と疑っていましたが、このときの青木さんのコメントを聞いて一発で好きになってしまいました(自分チョロい!)
ゲームの中とはまた違うカッコよさを見せてくれたことに感謝~!
続編に期待したいこと
6話の終わり方からして、おそらく続編の計画もあるのでしょう。
桐生の応龍に目が入っていない理由や、風間の親父さんの深堀もありそう。
というか、どうせ続編作るんだったらそこまで新しい解釈を見せてほしい!
もし続編をやるのであれば、
- 原作にも登場するネームドキャラには相応の扱いを
- 絵面の暗さとセリフのボリューム
最低でもこの2つは再調整してほしい!
ようこそ『龍が如く』の世界へ
最後の最後でこんなこと言うのもなんですが、『龍が如く』プレイしましょう!
ドラマ楽しめたあなたも!ドラマがイマイチだったあなたも!やろう!
ゲームは遊んだことないけどドラマで興味を持ったあなた。ぜひこの機会に原作も遊んでみてください!
きっともっと登場人物や世界観に入り込めるはずです!
Nintendo Switch版も出たので、いままでより手軽に神室町に遊びに行けます!
ただのヤ〇ザものだと思われている方もいますが、メインストーリーの重さをぶちこわsいい感じに緩和してくれるお遊び要素もたくさんある作品なので、絶対に損はしないはず。
プレイする順番は工夫が必要ですが、0もかなり好き!
ぜひ悦子さんと働いてみてほしいです( ´∀` )
私はトロコンに向けて7の2週目をチマチマ進めていますが、ひと通り終わったらまた1から遊び直すつもりです👍
2月までに間に合うかな(*`艸´)
おわりに
なんだかんだ書きましたが、今回のドラマ版『龍が如く』が嫌いではありません。
たしかに、楽しみにしていた形とは全然違ったものでしたが、だからと言ってク〇だなんだとは思わない。
演者さんたちが一生懸命やっているのは本編や各種プロモーションからも伝わってきましたし、そこはリスペクトしたい!
ただ、やる以上は「新解釈だから~」を逃げ道にしないで、新規もファンも全員まとめてかかってこい!くらいの強気で作ってほしいなぁなんて。
続編があるのかないのかまだ定かではないですが、ひとりの龍が如くファンとして温かい気持ちでほどほどに楽しみに待ちます( ̄ー ̄)
はー。うんまいホルモン食べたい。