みなさん、こんばんは!にむです。
ドラマ『 フェルマーの料理 』第7話終了。
今週は楠瀬正美賞のパーティーの話でした。
原作とは違う展開&原作に追いついてしまったので
今後は完全にドラマ版オリジナルの展開になりますね…!
それでは、振り返っていきましょう(*^^*)
第1話~第6話までの感想はコチラ☟
第7話 あらすじ
導入はめちゃくちゃ怖い“トラウマ”シーン。
広瀬「数学もできなければ料理の道も極められないのか」
海「…チッ(舌打ち)…(立ち去る)」
楠瀬正美賞のパーティーの詳細を聞いた岳は
パニックを起こして倒れてしまいました。
(第6話の終わり)
そこに追い打ちをかけるように見たのがこの悪夢。
今回の受賞者である広瀬一太郎(細田佳央太さん)は
数学者を志していた岳(高橋文哉さん)の心を折った張本人。
いわば「トラウマの元凶」です。
そんな彼が
数学会での権威である楠瀬正美賞を受賞。
その授賞式で提供されるコース料理の監修を
レストラン「K」が担当することになりました。
監修者はメンバー内のコンペによって決められ、
見事に岳が勝ち抜け。
コース料理の監修を一任されました。
提供の完成度を上げるためには、
実力者揃いのメンバーをまとめなくてはいけません。
しかし、
岳の武器であるはずの「数学」がコースの完成を阻みます。
岳は自分自身の過去と向き合い、
広瀬君を満足させる料理を作ることができるのでしょうか。
第7話 感想 (※ネタバレ注意)
第7話では、
岳が料理人として、
そして人間として成長するために欠かせない部分が描かれました。
再び自分自身と向き合う岳
数学オリンピックの合宿をきっかけに、
数学者への道をリタイアした岳。
その時、
「数学を極めるのは自分ではない」と思わせるほどに
岳を打ちのめし、心を折ったのが広瀬君です。
自身のすべてを数学に注ぎ込んできたはずが、
上には上がいることを否応なしに見せつけられました。
数学の道を諦め、
海に導かれるままに料理の道を歩き出した岳。
ここで再び“事象”が重なるタイミング。
数学で到底敵わなかった相手に、
心機一転して
極めようとする料理の道でも負けることを恐れるあまり、
トラウマと向き合うことができずにいました。
そんな過去を「K」のメンバーに打ち明け、
仲間とともに真っ向勝負することを決めた岳。
厨房内も一体感が増します。
その様子を見た海は
「完璧を、超えろ」と一言だけ。
厨房内は連携して料理を考えますが、
岳と他のメンバーの間を
「見えない何か」が阻みます。
岳には、見える。みんなには、みえない。
数学だけに打ち込んできた岳は、
自分の頭の中・心の中を言語化して
周りにシェアすることが苦手です。
「(完璧を超えるには)なにかが足りない」
そう思っていても、
メンバーにうまく伝えることができません。
「何かが足りない気がする」
「ただ、それがなにかはわからない」と
漠然となにかを追い求める岳に対し、
孫六をはじめサポートメンバーは次第に不満を募らせていきます。
ある日の営業終了後のこと。
岳を除いた「K」のスタッフがなにやら話を。
どうやら話題は「岳への不満」
コンペの結果も含めてきっと同じ気持ちでいるだろうと
相談した相手はスーシェフの布袋でした。
コンペで岳に惨敗し、
自分の実力と慢心に気がついた布袋。
「海についてきたはずが、ぽっと出の岳に抜かされて悔しい」
「俺も同じ穴の狢(ムジナ)だと確認したかったんだろ?」
「悔しいよ」
これを素直に言えるってめちゃくちゃ格好良くないですか?
自分のこれまでの経験や現在の立場、
それから生まれるプライドをすべて捨てて
相手を認めて「悔しい」と言う
…ってなかなかできない気がします。
「K」のメンバーには各々に“武器”があると説くシーンも
スーシェフとして厨房を回しているからこその説得力。
「俺になるな、朝倉海になれ」
このひとことには、
自分と同じ失敗をさせないための
布袋の愛情と岳へのリスペクトが感じられてグッときました!
「神」への挑戦は、あなたとともに
自分の武器(長所)が「数学」であることを再認識するとともに
それが弱点でもあることに気がついた岳。
自分の頭や心の中で起こっていることや答えまでの過程を
言語化して伝えることが苦手です。
海からは「わかるように話せ」と言われていましたね!
各話で「岳の早口ポイント」が出てきますが、
みんな「???」状態になる様子も描かれてきました。
その一長一短の武器を手に、
自分にとっての「神様」とも言える広瀬君に挑む。
そして、
その「神」には海も一緒に挑戦したい岳。
岳「一緒にやってくれませんか」
海「俺も挑戦したい(〇〇)」
「だから…頑張れ。超えろ。」
海の「俺も挑戦したい」のセリフの言い回し、
「でも、できない」というニュアンスが感じられて苦しかった…。
海から岳に対して、
「頑張れ」と直接的な表現で応援するのも
今回が初めてだったような気がします。
「数学」という武器で「神」に挑む
いよいよ迎えたパーティー当日。
受賞者本人・広瀬君、
まったく嬉しそうじゃないのがおもしろかった(笑)
特にこのような賞に興味はありませんがありがとうございます。
トロフィーを片手で雑に受け取った後、
壇上でこんなことを言ってしまう彼が微笑ましい(笑)
数学にステータスを全振りした結果、
協調性や周りへの興味関心はほぼゼロ。
そんな広瀬君、
まさかの「料理に手を付けない」という行動に出ました。
広瀬君に提供するからこそ、
総力を注いだ料理を用意したことも伝えますが、
料理も食べなければそもそも岳の話に興味もない。
「料理なんか寄り道してる場合じゃない!」と
言い出してしまう始末。
食べてみて口に合わない
ではなく
口にも入れない
のなら、
岳が「神」に勝つ可能性は皆無です。
消沈して厨房に下がる岳。
勝負しようとしたのが間違いだったと弱気な岳に
「お前の負けはコイツらの負け。絶対に認めない。」と
叱咤する布袋(めっちゃ兄貴やん…!)に、
「どう食べさせるか…いい問題じゃん!」と
思考の転換を促す孫六(ほんといいやつだ)。
そこに現れる海。
「あきらめるのか?」
「これが最初で最後だ」
岳とともに厨房に立ち、
改めて「K」のメンバー総出で改めて料理を作ります。
ソースの仕上げについて的確に意見する岳に対する海のまなざしが
優しいような哀しいような、いろんな色をしていました。
―――改めて「神」に挑む。
そこで提供されたひと皿は「根菜のフィボナッチ」
フィボナッチ=フィボナッチ数列から来ていて、
広瀬君攻略の条件をザックリ表現すると
食べて美味しい以前に、
まず見た目が数学的に美しく在り、
興味をそそられるものであること
『フェルマーの料理』のテーマでもある
料理×数学のつながりを知り、ひとつ人間に近づいた広瀬君です。
彼からの「おいしい!」は
岳にとっては神様に認めてもらえたにも等しい出来事。
ただ、
認めてもらえた喜びと同時に、
悲しいような寂しいような
複雑な気持ちを感じているという岳でした。
朝倉海 突然の「オレはパリに行く」
今週の話で
謎多き上半裸の男性・淡島さんが
海の主治医であることが明らかになりました。
やはり海は(料理人生命を脅かすような)
何かしらの病気を抱えているようですね…。
密会の最中に倒れてしまい、
師である渋谷には
「お前は神を超えるという勝負には負けたんだ」
「もう料理はできない」
とまで言われています。
そんな秘密だらけの海。
突然
「新店準備のためにパリに行く」
「2週間留守にするから、その間店とみんなのことは頼んだ」
一方的に岳に告げ、姿を消してしまいました…
そんな体で!
(たぶん)嘘までついて!
どこに行ってしまったの海さん!!!(´;ω;`)
てっきり蘭菜には打ち明けるのかと思いきや言わずじまい。
海が「後継者は岳にする」と蘭菜に告げたシーンは
かなり切なくなりました…。
どうなってしまうのか。
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おわりに
今回も岳が料理人として、
また、
人として大きく成長する海になりましたね!
海の不穏なフラグはまだ立ちっぱなし💦
海の不安なフラグが立ちっぱなしなので怖いです💦
第7話以降、どんな展開になっていくのか。
持つのか私の心。
それでは、また来週!(∩´∀`)∩ゴチソウサマデシタ🍴
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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